iPadはノートPCの代わりになるのか?
この議論は、方々でされています。
いずれ私も記事にしようとは思いますが、既にあふれていますね。
そんなロマンに向けて、iPadを新調したところでキーボード付きケースにしようと物色しました。
私はiPad(無印)10世代なので、純正のMagic Keyboard Folioは完全にロマン仕様なのですが、いかんせん4万円オーバーの壁があります。

対抗馬としては、ロジクールのCombo Touchなのですが、これも2万円オーバー・・・

予算的に1万円前後で探して、接点接続は妥協してBluetooth接続でよさそうなものを発見しました。
ELECOM Touch Book for iPad
Bluetooth接続でトラックパッドを装備したキーボード付きケースです。
本体をカバーするケースは、側面もカバーしてくれるタイプのため保護性能が高いです。
本体背面になりますが、ペンホルダーもついています。
キー配列が日本語配列であることも安心材料です。
以下、メーカーHPより仕様の引用です。
接続方式 | Bluetooth(R)無線 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.2 class2 |
対応プロファイル | HOGP(HID Over GATT Profile) |
対応機種 | iPad 10.9インチ(第10世代) |
対応OS(iPadOS) | iPad OS 17 |
通信方式 | GFSK方式 |
電波周波数 | 2.4GHz帯 |
電波到達距離 | 最長約10m ※ご使用環境により異なる場合があります。 |
キー配列 | 日本語配列 |
キー数 | 81キー |
キータイプ | パンタグラフ |
キーピッチ | 17.0mm |
キーストローク | 1.3mm |
マルチファンクション機能 | あり |
電源 | 内蔵リチウムイオン二次電池(充電式) |
電池寿命 | 1回の満充電で最長約21日 ※ご使用状況により異なる場合があります。 |
サイズ分類 | ミニサイズ |
外形寸法 | 幅約253mm×奥行約185mm×高さ約20mm |
重量 | 約530g ※キーボード単体の重量:約270g、ケース単体の重量:約260g |
内容物 | キーボード×1台、ケース×1台 |
カラー | ブラック |
保証期間 | 1年間 |
開封の儀
かなりしっかりとした箱に入って届きました。
ホルダー側とキーボード側に接続のための簡単な説明リーフレットが入っているだけです。
iPad本体の右側になりますが、ペンシルホルダーなる溝がついています。
ただ、iPad 10世代では本体にくつきませんので、このペンシルホルダーも使えません・・・
iPad(A16)についてはペンシルが本体に磁石でくっつくようですね。このケースがそのまま流用できるのであれば、この溝が生きてきます。
未確認なのでわからないのですが・・・
その代わりに、ホルダー側(本体)裏にペンの簡易的なホルダーが付いています。
iPad 10世代に関しては、これが有難いですね。
ただし、本体裏面になるので、置くときにやや難儀します。
角度は2パターン
本体を起こすときは、背面の一部折りたたんで磁力でくっついて立てられるようにします。
角度は浅いものと深いものと2パターン選べます。
机に置いて使うときは、上のパターンの方が私はちょうどいい角度でした。
高さがあるところや動画を見るだけの時は、下のパターンがいいかもしれません。
本体とキーボードを離しても使える
この商品は接点接続ではなくBluetooth接続になります。
ということはと思い、iPad本体とキーボードを離して使ってみました。
問題なく使えます。
新幹線などで、テーブルの上にiPadを置いて膝の上にキーボードを置くようなスタイルでも問題ありません。
最新のsurfaceみたく使えますね。
iPadはPCの代わりになるのか
実際に1週間ほど使い倒してみました。
「テーマはiPadはPCの代わりになるのか」です。
ここは使える
筐体の完成度は高いと思います。
サードパーティー製品ですが、使い心地、デザインは十分です。
本体側のホルダーもサイドまでカバーしてくれるので、保護性能は高いと思います。
充電はUSB-Cですが、割合ガチャガチャ使いましたが1週間毎日メールやらオフィス作業に使いましたが充電しないで済みました。
キーボードピッチも、このサイズの割に十分確保されており、なにせちゃんとした日本語配列です。
エンターキーも大きいですし、このサイズに機能へのアクセスが割り当てられたファンクションキーが上部にしっかり用意されています。
トラックパッドのジェスチャーも、2本指でスクロール、3本指でアプリの切り替えなどパッと使う機能に対応しています。
文字入力中にトラックパッドに触れてしまっても、カーソルがどこかに行ってしまったりはありませんでした。
ここは残念
接続がBluetoothです。
iPad本体側の性能の問題もあるかもしれませんが、やはり入力がモタツキマス。
Bluetooth接続であるからこそ、本体と離して使える利点はあるのですが、私の入力速度にはついてきてくれません。
少しゆっくりしっかり目にタイピングすれば実用に耐えますが、ある程度の速度でタイピングすると入力がままならずストレスです。
それから、設定で変更できるのかもしれませんが、トラックパッドがしっかり押し込んでクリックしないと選択になりません。
まぁ、iPadなので画面をタッチしてしまえばいいのでトラックパッドはあまり使わないっちゃ使わないのですが、ノートPCでトラックパッドに慣れていると少々ストレスになります。
まとめ
さすがはメーカー品です。
筐体としての完成度は十分です。
重さは小さなノートPC程度にはなります。
持ち運びにストレスはありません。
もっと軽くしたいのなら、キーボードは諦めた方がいいです。
ちょっとしたメールの返信や書き込みをする程度であればです。
お仕事として使おうとすると、タイピング速度や量によっては少々不十分かもしれません。
少々長文を考えながら打っていたら、何度かBluetoothの接続が不安定になり画面上に何度かソフトウェアキーボードが出現してしまいました。
このキーボードケースでは、iPadをPCの代わりにするには、私は至らなかったです・・・。
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