Windows11リリースの頃にこんな記事を書いていました。

あれから4年。
あっという間にWindows10サポート期限の2025年になっていました。
10月14日まで、あと半年です。
サポートが終わると起こること
あくまでWindows10のサポート体制は、既に延長サポートです。
10月14日以降は、セキュリティ更新プログラムやその他の更新プログラムが提供されなくなります。
つまり、新種のウイルス等への対応が不可ということです。
パソコンは個人情報の宝庫です。
ましてや仕事で他人の個人情報を扱うシーンや共有でパソコンを使うとなると、その脆弱性からウイルスの標的となるわけです。
もちろんスタンドアローン、つまりネットワークから切り離して利用するのであればいいといえばいいと思います。
大前提として、ネットワークはもちろん、他のメディアとも接続しないこととなります。
ネットワークに接続できるPCで利用していたUSBメモリなどを使いまわすと、そこからウイルスに感染しPCが使用できなくなるリスクが出てきます。
学校現場はWindows10がいっぱい
GIGAスクール構想によって、生徒が一人一台端末を持ち歩くようになりました。
以前と比べて教科「情報」の授業は、以前散見されたパソコンの使い方講座ではなくなり、情報と向き合う態度やテクノロジーを学ぶ科目に様変わりしました。
その結果、パソコン室が無くなった学校もあると聞くようになりました。
そういった先進的な教育が進められている学校はいいのですが、多く学校のパソコン室はWindows10です。
しかも、GIGAスクール構想によって生徒が持ち込むようになったため、学校として機器をそろえる必要はないという方針になりつつあります。
そうなると、現存する機器は壊れるまで据え置き、壊れたら廃棄し更新しないという流れができあがります。
結果、Windows10がいっぱい残るという現象が起こります。
実業系高校は検定試験の関係でWindowsが必要
現存する機器は壊れるまで据え置き、壊れたら廃棄し更新しないとなると、Windowsに依存するソフトウェアを使わざるを得ない科目は大変です。
例えば商業系の検定ではMicrosoft Officeが前提の検定も存在します。
予算を付けて学校側がWindows11を用意するか、一人一台端末としてWindowsを個人購入させるかの2択になります。
将来的な部分を考えると後者が理想ではありますが、今の世の中の価格帯的に手が出せない家庭も多くあるのが事実ではないでしょうか。
まとめ
以前、Windows7のサポートが終了した際、Windows10へ片っ端からアップグレードしたことがあります。
その際、どうしてもWindows10が重すぎて起動に数十分要する端末にChromeOSを入れて利用できるようにしました。
学校のWindows10を端からChromeOSにすることに、私はメリットを見出すことができません。
工業系であればいっそのことLinuxという選択肢はあると思います。
一方で商業、農業系となると手が出せない感じになりそうです。
OSと端末の問題は、今までもそしてこれからも学校の設備環境の課題として続きそうです。
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