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暗号資産身代金回収について考える

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2021年5月、アメリカ最大の石油パイプライン「コロニアル・パイプライン」がランサムウェアを使ったサイバー攻撃を受け、一時操業停止となりました。
この自体を受け、同社はビットコインによる身代金の支払いを2021年5月8日に行っています。
詳細記事(BBCNEWS JAPAN)

テロに屈しない国、アメリカなのに

記事の中でも紹介されていますが、アメリカといえばテロに屈しない国です。
政府は、企業がランサムウェア攻撃を受けた場合、犯罪者に金銭を支払わないよう勧告しているぐらいです。
ところが、今回はかなり早い段階で支払いを決断しています。
私は正直驚きました。
ちょうどタイムリーに授業でサイバー攻撃を扱っていたので、実際の記事を紹介したぐらいです。
生徒たちはどちらかというと、身代金にビットコインが使われていたことに興味を持っていましたね。

でもやっぱり、テロに屈しない国、アメリカ

ある日スマホを開いたところ、2021年6月14日にThe Wall Street Journalの記事が飛び込んできました。

ビットコインの身代金回収したFBI、その手法とは
暗号資産(仮想通貨)は追跡困難との定評があるものの、専門家によると、米ドルなどの国際決済通貨より容易に追跡できることもある。

この記事によると、支払った身代金のビットコインの一部をFBIが回収したというのです。
すげぇ。
我々のような素人がやろうものなら、糸も簡単に足がつくのは想像できます。
プロのハッカー集団であれば、様々な手法を凝らして操作の手を掻い潜りそうなもんです。
が、資金移動の秘密鍵をFBIは手にし、それをつかって回収できてしまうというのです。

まとめ

これって、数年前では実現できなかったことです。
それまでは、犯罪者の方が一枚上手といいますか、捜査側が追いつかない状況があったと思われます。
しかし、捜査側のサイバー上における技術力が躍進してきているということでしょう。
そりゃ、余計なことを書き込んだらユーザを突き止めることができるわけです。
こういった事件はいたちごっこの面があるでしょうが、現在の情報社会において、大変興味深いニュースであります。
時事問題として、生徒に考えさせてもいいですね。

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