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【プログラミング教材】ブラウザ環境で学習を進める盲点

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プログラミング学習教材について、以前こちらでも紹介しました。

【プログラミング教材】授業で使えそうな3選!
授業で使えそうなプログラミング教材を3つ選んでみました。それぞれに特徴があります。

ブラウザ環境で学習ができるため、特別なインストール不要というのがメリットです。
しかし、ここに大きな落とし穴がありました。
ブロードバンド常時接続が当たり前の時代になりました。
よく考えたら、ものすごい技術の進歩です。
ところが、回線確保の方法によっては、とんでもないトラフィックが起こっており、ビックリするぐらい低速な状態で授業を進めなくてはならないケースがあるのです。

最低記録54kbps

懐かしい速度レベルです。
電話回線のダイヤルアップで接続し、それこそ23時以降でしたか、テレ放題の時間まで起きて一生懸命インターネットにつなげていた時代の最高速度です。
信じられませんが、私の所属で2020年9月末に記録しました。
普段は概ね150Kbps~20Mbpsの間で推移しています。

ブラウザ環境教材は回線速度に依存する

通常のブロードバンド接続であれば、遅くとも50Mbps程度の速度を想定すると思います。
このぐらいの速度が確保できれば、動画を含む教材であったとしても、難なく利用することは可能ではないでしょうか。
仮に、同時に40名程度の生徒が接続していたとしてもです。
説明がブラウザ上に展開されるスライドなら、回線への負荷も減ります。
使用するのが、紙媒体のテキストであれば、問題にすらならないと思います。
が、回線速度150Kbpsだと、例えばprogateの講座を表示させるのに、1講座につき4~5分かかるわけです。
スマホのギガ(パケット)を使い過ぎで速度制限がかかってしまった時が128Kbps(最近はそれでも1Mbpsは最大で確保する動きがありますね)なわけです。
イメージが伝わるでしょうか。
これは使い物になりません。
授業どころの騒ぎではなくなります。

ログインすらできない可能性あり

授業を始めて、さてログインして実習を進めましょうとなっても、こんな環境では生徒の学びに対する意欲が低下してしまいます。
学習環境によって招いてしまうのであれば、評価なんてしてはいけません。

改善策を考える

正直、プログラミング教材に限らず、例えばOfficeソフトでのオンライン画像検索やオープンソースのデータ収集にだって支障が生じている状態です。

  1. 回線を増強する
  2. パソコン室だけ別回線にする
  3. ブラウザ上での教材を使わず、ローカルでエディタを用意して進める


理想としては1,2です。
ただし、工事が必要で当然大規模に予算がかかる話です。
一般家庭での利用であれば簡単な話ですが、
学校という場所にとってはハードルが高いのです。

現実的なのは3ということになります。
が、それだと、せっかく各社が提案してくれている教材が活用できず、プログラミング教育って難しいねってことになってしまうわけです。

まとめ

回線速度が確保できるのであれば問題はありません。
が、残念ながらそうでは無い場合、方法を考えなくてはいけないわけです。
教材の準備の中に、環境の確認と構築という項目を見落とさないようにしたいです。

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