スポンサーリンク

【情報リテラシー】2021年度の高校1年生の情報リテラシー

kids-classEducation

新年度が始まり授業開きから1カ月が経ちました。
今年度開講している「社会と情報」も「3年生情報演習」の科目も、生徒の様子が見えてきて実態が把握できてきました。
特に1年生の様子について、例年の傾向と併せて私の所属の様子をまとめておきます。

新教育課程移行を目前に控えて

生徒が中学校までで学習してくる内容が年々向上しています。
一時期はスマホ・タブレット全盛で、扱えることが優先されていた時期もありました。
特に今年の生徒は、比較的にパソコンにキーボード入力で触れてきているように感じます。
情報デザインを踏まえつつ、情報発信分野でポスター制作を毎年行うのですが、比較的スムーズに取り組んでいる様子が見られました。
この当たりは、小学校中学校である程度やってきているのが伺えます。
アンケートを実施したところ、「自宅に自由に使えるパソコンがある」と答えた生徒が70%ほどでした。
ここ数年では高い水準です。
新教育課程移行を控えて、中学校までの学習内容が変わってきている手ごたえを感じました。

文章を入力するのは苦手

これは生徒との会話の中で気が付いたことです。
キーボード入力より、スマホなどのフリック入力が得意なのではと大人は想像します。
が、実際はスタンプや顔文字で会話をしているため、文字を入れるのは「めんどくさい」んだそうです。
なるほど。
ポスター制作では、文字入力というよりビジュアル先行になるため気付かなかったのですが、言われて気を付けて観察すると、自分で言葉を考えて入力するものだけでなく、指定された文字列を入力するのも意外と苦労しています。
これは推察ですが、生徒たちの端末の使い方って、「観る」に主眼があるように思います。
Youtubeを始めとする動画にしても、SNSにしても、発信者というより閲覧者になる方が圧倒的に多いわけです。
まぁ、我々大人も同様です。
ここ数カ月、私もこのBlogをサボりました。
かなりアウトプットの力が弱まったと感じております。
それじゃぁいかんのですよね。

まとめ

どちらかというと、情報に対して受け身になりつつある様子が見えてきました。
かつて「情報活用力」が求められて共通教科「情報」の授業が組まれていました。
あるものを「使える力」だけでなく、「生み出す力」を身につけるために「情報Ⅰ」が誕生したのではないでしょうか。
この一年、移行に備えつつ、生徒の実態に合わせた授業内容に変えていきたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました