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【プログラミング教材】授業で使えそうな3選!

computer_girlEducation

令和4年から高等学校でスタートする新学習指導要領の実施に向け、プログラミング教育をどのように進めていくのか、検討していく必要があります。

Scratch・プログラミンの次を考える

今の小学生は、たぶんきっとブロック型の教材を利用しているように思います。
中学校では「制御」というキーワードでもって、ブロック型とコード型(って言い方でいいのか、わかりませんが)の両方を学んでくると考えられます。
高等学校は、その先の学びを用意してあげなくては、生徒の学びが前に戻ってしまうことになります。
つまり、Scratchプログラミンの次を考えなくてはいけないということになります。(※プログラミンは2020年12月31日に閉鎖とのこと)

プログラミング教材3選!

様々な教材が本や動画、ネット教材と展開されています。
その中から、私が興味をもって選んだのが次の3つです。

共通していることは、ブラウザ環境のみで動作、学習が進むため、特別なインストールは不要ということ。
これにより、導入が簡単になります。
その反面、学年が上がったり、卒業してからも使いたい場合はどうするんじゃ!
って気もしますが、それだけモチベーションがある子は、自分でエディタを用意して学習を続けますよね。

その辺りを踏まえて、それぞれのメリット・デメリットを紹介しておきます。
あくまで個人の感想です。

Monaca Education

アシアル研究所のMonaca Educationです。
一般向けのMonacaも展開されているので注意が必要で、私は最初間違えてこちらに登録してしまいました。
HTML/CSSにJavaScriptを学習して、スマホアプリを作成する教材です。
和歌山県では全県導入されています。
和歌山県教育委員会のホームページに、指導案と実践例が掲載されていますね。
オンラインセミナーを多数展開しており、私もいくつか参加させていただきました。
一通り学習しましたが、テキストに沿って進めていく形なので、ページをめくれば簡単に戻って復習することができます。

メリット

スマホアプリのデバッカーが用意されていて、自分のスマホで動作確認ができ面白い!
学校で契約しにくかったら、テキスト購入で半年間無料でアカウントが利用できる
制限付きの無料プランもある
アカウント作成サポートはしてくれるとのこと
一冊のテキスト教材としても用意されているので、簡単に学習を巻き戻すことができる

デメリット

内容が多く、一気に学習するのは難しい内容もある
動画やスライドのサポートは現状なさそうなため、教員側のスキルが必要

progate for school

エンジニア転職などでも注目されているProgateの学校版です。
豊富な言語を学習できるため、選択肢の幅が広がります。

メリット

HTML/CSS,JavaScript,Ruby,PHP,Pythonなど豊富な言語を学習できる
なんと、教育利用は2言語まで無料!
一般ユーザー向けのプランもある(というか、これがメインで教育用に流用している)

デメリット

細切れにはなるが、一つひとつの修了時間が長い
スライドを見てから実習をするスタイルのため、思考力が問われる
よって、教材としてはやや高度

Life is Tech! Lesson

IT関係のコンテンツを多数扱っているLife is Tech!
プログラミングキャンプや講演会なども精力的に行っており、ディズニーと連携したコンテンツがあるのも魅力です。
HTML/CSSを学びながらデザイン理論を学べます。
このデザイン理論が大変面白そうで、プレゼンなど他の場面での応用が効きそうです。

メリット

授業のコマ数を設定できるため、年間指導計画の中で調整できる
スライドや動画を見ながら進めていくスタイルのため、生徒は自分のペースで比較的簡単に進められる
アカウント作成サポートはしてくれるとのこと

デメリット

現状はマークアップ言語のみであるため、プログラミングかと言われるとちょい違う
年間契約の必要あり

比較自体が野暮かも

完全に比較してますが、それぞれのサービスで方向性が違います
したがって、一概に比較してどれがベストチョイスなんて話はできません。
現在の私の授業環境では、Monaca Educationprogate for schoolが向いているように思います。
正直、オンライン動画コンテンツだと回線速度に依存します
ここに難があると、授業どころの騒ぎではなくなります。
今の私の勤務校では、ここに問題があります。

ただ、今の生徒たちにはテキストコンテンツより、断然動画コンテンツが向いているんですよね。
生徒の実態と実習環境に合わせて、教材を選ぶ必要があるのは言うまでもないことです。

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