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講義形式vs動画視聴形式 どちらの授業が実習向き?

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2学期も残りわずかとなり、3年生の授業だけでなく1年生の授業でもプログラミングに触れることにしました。
3年生は講義形式で、1年生は私が作った動画を視聴しながら進める形式でやっています。

オーソドックスな講義形式

情報の授業だろうが、実習だろうが関係なくオーソドックスな形式です。
例えば、前で先生の画面をプロジェクタで投影して解説をしながら、生徒も生徒も手を動かしていきます。
3年生の授業は、この形式を採用しました。
理由としては、受講生が10数名と小人数だから。
説明しながら生徒も手を動かしてしまうと、大切なところを聞いてくれていません。
ポイントとしては

説明してから実習させる

やり方としては、その日の授業でやりたい部分を一気に説明してから「では、始めましょう~」でもいいですし、区切りのいいところまで説明しては実習、説明しては実習でもいいと思います。
その日の分量にも関係するかなと思います。
タイピング速度や理解が速い子は、あっという間に終わって待っています。
が、有難いことに、エラーが起きている子のフォローに回ってくれたりしています。
子どもたちの中で、会話が発生しているのはいいことですね。
進めている中で、エラーが発生して先生を呼ぶ子もいます。
「いいエラー」をしていれば、みんなに紹介できます。
エラーしやすいポイントの共有ってのも大切です。

コンテンツを作って動画視聴形式

今年度初めのコロナ禍における休校騒ぎの中で、動画編集に興味をもって勉強・実践してきました。
その知識を投入して、事前に説明用動画を作成しておきます。
生徒は動画を開き、再生・停止、場合によっては戻ったりしながら実習を自分のペースで進めていきます。
実は、ここがポイントで生徒には必ず

止めながら理解しながら進める

これを徹底させます。
なぜなら、聞こえてきた通りに「作業」を進めてしまい、理解や考察がなくなってしまいます。
1年生の授業では40人の一斉授業でしたので、この形式を採用し、毎回声掛けをしています。
授業中は、巡視をして質問に答えます。
大人数の一斉授業で講義形式となると、おそらく実習は無理です。
ワープロやら表計算やらプレゼン資料程度であれば、どうにかなりますが、プログラミングは無理です。
動画視聴形式は、なかなかうまく行っているように感じます。
簡単に画面キャプチャの動画を作る方法も、今後紹介しようと思います。
ちなみに、それぞれのペースで進めていくので、ビックリするほどの進度差が生じます。
ケースバイケースですが、速い子にはプラスαの課題を用意しておくといいですね。
遅い子に対しては、テスト前の自習時間を使ったり、放課後や昼休みにパソコン室を開放したりして進めてもらいます。

一つの動画は短めに作成

以前、プレゼン資料作成の授業を試行的に動画視聴形式で実施しました。
その際に、10分程度の動画にまとめたのですが、生徒は止めながら実習を進めているので1本あたり20分近く掛かったりしています。
ということで、今回は3分程度、長くても5~6分の動画をたくさん作るようにしてみました。
ドットインストールのパクリですね。
生徒も動画を止めつつも、コツコツ進めており、達成感を感じている様子です。
コロナ休校の際も、授業動画を作成しましたが、気合の入った30分モノは不評で、サクッと作った10分モノが好評でした。
毎回ではありませんが、動画の終わりに演習を入れています。
指示通りにコーディングするだけでは、作業になってしまい学習になりません。

まとめ

どちらの授業でも、プリント教材を事前に配布しています。
正直、前で提示しても動画で見れてもコーディングの際にテキストは欲しいと思います。
特に慣れていない生徒にとって、教材が流れて行ってしまうのはシンドイと思います。
エラーを見つけるときに、立ち返れるものが欲しいですよね。

スペルミス以外に出てくるエラーとしては

  • ファイルの階層が違う
  • 画像ファイルをエディタで開いてしまいファイル破損

といったことも出てきていました。
生徒同士ではスペルミスは発見できても、そうなるとどうにもなりません。
先生が個別に対応していかなければならないので、巡視できる体制がいいと思います。

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