JavaScript学習の初期段階で生徒に取り組ませたいのは、私は動きのあるオブジェクトです。
様々な構文を段階的に学ぶことも大切ですが、まずプログラミングでどんなことができるのか体験させたいです。
動きのあるオブジェクト
例えば、こんな感じ。
黄緑の四角をクリックすると、回転して紫色の丸にグルグルっと回って変わります。
もう一回クリックすると、同じくグルグルっと回って元に戻ってくれます。
この動きが気持ちいい!
結構単純なJavaScriptで書いてあります。
単純なプログラムを応用させる
ここで大切になるのが、このプログラムを書けることが主ではないことです。
生徒が、このオブジェクトの知識を応用していく思考と表現、作り上げる技能を見ていくことができるのではないでしょうか。
例えば、
- このオブジェクトをいくつか並べて、くじ引きにする
- このオブジェクトをいくつか並べて、タイルアートみたいにする
- このオブジェクトを先に進むようにして、クイズにする
とかって応用を考えることができるのではないでしょうか。
それに向けて、流れ図を書かせてみたり、一人で制作させるのが難しければ2~3人のグループでプロジェクト学習にしてもいいかもしれません。
ただ、その場合は教員側としては評価に困りそうですね・・・
まとめ
高校でのプログラミング教育は、「プログラミングを教える」のではなく、「プログラミングで教える」というスタンスが重要だと思います。
そういえば、2000年代のNHKの番組だったと思うのですが、Webデザイナーの特集があったように記憶しています。
この中で、動きのあるWebコンテンツを取り上げていたのですが、見ていて面白いわけです。
動きが気持ちいいんですよね。
生徒たちにも、そういった経験を通して学びに向かう意欲につなげて欲しいと願っています。
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