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【パソコン選び】大学生に求められるデバイスはどれ?

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卒業が近づき、進路が決定した生徒たちから「大学からパソコンを買うように言われたのですが、どれを買えばいいですか?」と聞かれるようになりました。
中には、自宅にあるWindows7をWindows10にして使いたいという生徒もいました。
以前から指摘している通り、生徒たちはスマホやタブレットには躊躇せずに投資していますが、パソコンとなるとからっきしの子も少なくありません。
そこで今回は、私なりの大学(短大、専門)生に求められるデバイスを考えて見たいと思います。

大学から推奨されているモデルが買えるならそれでいい

大学生のパソコン必携化が始まって20年ほど経ったと思います。
ちょうど、私の出身大学でも1級下の後輩から始まっていました。
大学推奨モデルを学内(だいたい大学に入っている生協とかが窓口)で販売しているケースが多いです。
頓着しないか、どれを買っていいか分からなければ、それを買っておけば間違いはありません。
大学の授業で使うスペックは満たしている上に、多くの場合は在学期間中ならば保証が効きます。
家電量販店などの保証は1年とか、延長して2年とかなもんです。
この辺りの不安が、在学中にないのは有り難いですね。
とは言うものの、正直値段が高い場合が多いです。
先日も、某短大に進学する生徒から推奨パソコンのチラシを見せてもらいましたが、やはり高い!
毎日、バリバリ使い倒すのであればいいのですが、今日この日まで授業程度でしかパソコンを触ってこなかった子たちが、大学に入った瞬間に毎日長時間触り続けることはまぁないです。

用途をよく考える

パソコンを手にしたところで、調べ物の大半はスマホでしょうし、せいぜいレポート作成と授業によってはスライド作成ぐらいじゃないでしょうか。
ただ、最近はリモート授業などの関係でビデオ会議システムを活用するケースもあると思います。
となると、カメラ付きのモデルが欲しいところです。
ビデオ会議システムを使いながら、レポート作成したり、それを共有しながら仲間とオンラインで課題に取り組む場合も出てきます。
となると、パソコンの作業台となるメモリは、最低限だとキツイと思います。
最近はWifiが家庭内はもちろん、学内でも飛んでいることが多いようです。
となると、無線LAN対応機種となりますが、最近のモバイル向けパソコンのほとんどはクリアしていると思います。
逆に、有線LANポートがいるかいらないかは、接続環境による部分だと思います。
プレゼンを毎回のように行う必要があるのなら、パソコン本体にHDMIやディスプレイ端子を備えたモデルの方が楽です。
あまり気にしなければ、アダプタを別途購入すればいい話ではあります。
パソコン本体やスマホにCDから音楽を取り込んだり、手元のDVDを移動時間に鑑賞したいのなら、パソコン本体にCD/DVDのドライブが付いているモデルがいいです。
ただ、音楽はストリーミングやダウンロードで十分だったり、外付けのドライブを別途購入して自宅で使えればいいのなら、それで十分です。
なんにでも1台で対応できるものは、それなに色々なものが本体に付いてきます。
大学推奨モデルは、「用途は決まってなくても、これなら一通りできるぜ!」ってモデルになるので必然的に高くなってしまいます。
果たしてそのパソコンで自分は何をするのだろう、と少し考えてみる必要があります。
大学推奨モデルといえど、バリバリの動画編集には向きません。
グラフィックスもりもりのオンラインゲームも厳しいです。
あくまで、大学内で想定される学習において一通り使えるって話なわけです。

OSは何を選ぶ?

これも用途に繋がる部分です。
大学推奨モデルがWindowsならWindows、MacOSならMacOSを買っておけば問題ありません。
おそらく大学入学後、1年生前期の授業とかで「情報」関係の授業が用意されていたりします。
その時に、指導する先生が使われるOSが大学推奨モデルのOSであることが基本だと思います。
パソコンの操作や利用に自信がないのなら、同じOSを買うべきでしょう。
結構憧れでMacbookって言う子います。
他の人が言っていることを、脳内変換できるなら、なんだっていいと思います。
聞かないとわからないのなら、オススメはしません。
極めて稀ですが、Linuxを推奨というか利用させる大学というか学部学科もあるようです。
研究の一環のようですが、そこに行くような子はもはや自分でどうとでもなる人たちです。
日本の大学(短大、専門)のほとんどはWindowsなんじゃないですかね。
一部のクリエイティブ系の学校を除いて、1択のように感じます。

Chromebookに注意

高校生に使わせたいデバイスということで、以前こんな記事を書きました。

教育現場で求められるデバイスは?
学校教育現場に求められる生徒一人一台のデバイスについて考えてみました。ポイントは『用途を決めてデバイスを選択する』ということだと思います。

この中で私はChromebookを推しています。
が、これはあくまで学校現場で生徒に貸し出して共有して利用する場合です。
もちろん、特性を分かった上で個人で購入するのは問題ありません。
用途がはっきりしているのなら、動作も軽いし端末の安価なので個人的には大変オススメのOSです。
しかし、Chromebookの特性を理解していない人とファイルを共有しようとすると、途端に弱くなります。
そして、ほとんどの大学で在籍中はMicrosoftのOfficeが無料で使えます。
Chromebookでは、この恩恵にあやかれません。
じゃぁiPad proにMagicKeyboardの組み合わせとかだとどうかというと、アプリ版のOfficeではフル機能ではないので、使わない機能かもしれませんが、ちょっと困ることも出てくると思います。
となると、iOSやAndroidのタブレットもメインというわけにはいかないかなと思います。

価格帯で5〜10万円で探したらいいのでは?

じゃぁどうするのか。
用途は授業レポート作成、プレゼンテーションスライド作成、Webサイト閲覧、ビデオ会議システムによるオンライン授業、それに自分のスマホ管理程度を想定しています。
【最小構成】

CPUCore-i3
メモリ8GB
記憶容量128GB(SSD)

価格帯で5〜10万円程度で十分でないでしょうか。
あとは好きにすればいいと思います。
ディスプレイサイズは12インチ前後で好みが分かれるでしょうし、CD/DVDドライブは正直外付けのものを2,000〜3,000円で購入すればいいです。
記憶容量は128GB以下だと心もとないです。
正直Windowsが思いの外、持っていきます。
理想は256GBだと思いますが、128GBでも十分です。
なにせ私のメインPCは128GBで足りています。
写真データや動画データをたくさん扱うなら大きい容量が欲しいですが、逆に個人情報とも言える人生の大事な写真や動画を、毎日パソコンに入れて持ち歩くのはオススメしません。
外付けSSDやハードディスク、クラウドストレージなどを活用して持ち歩く本体以外に保存した方がいいと思います。
Officeについては、在学中は無料で使えることが多いため、Office無し版でいいと思います。
卒業後も必要であれば、Microsoft365を月(年)額課金するなり考えればいいです。

まとめ

自分が大学生で、持ち歩き用に購入するのであればsurfaceシリーズですかねぇ。


ちょっとCPUのパワーが心もとないですが、まぁ十分です。
日本で販売されているモデルだとOfficeが同梱されてしまっていますので、お得感はありませんがデザインがかっこいいです。
ああ、タイプカバーを一緒に購入することを忘れてはいけません。


5〜10万円の価格帯で考えてもsurfaceシリーズが選択肢に入ってきます。
これ以外にも、HPやAsus、Acerなど低価格帯でもしっかり仕事をしてくれるメーカーがあります。


これなんかもよさそうですね。
WPS Officeが入っています。
言っちゃ悪いですが、なんちゃってOfficeです。
在学中はMicrosoftの恩恵にあやかって、卒業後個人で使うならWPSで十分だったりします。
上を見たらキリがないのがこの世界です。
あくまで、個人的な見解を述べてみました。
最後に、何を選べばいい人に中古品は激しくオススメしません。
もちろん、掘り出し物があったりするのも事実です。
が、詳しくないのにリスクを取る必要はありません。
これから2〜4年、場合によっては6年間、自分の将来への投資です。
安心を少ないお金で買うのも、大人への一歩じゃないかと思います。

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