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【プログラミング学習】HTML/CSSはプログラミング学習なのか?

Education

先日、ある企業が高校の情報教員向けに行ったアンケートの結果が届きました。
100数名の母数なのですが、その中で本年度プログラミング教育を実施している(する予定)が 70%ほど。
さらにその中の約65%が、言語として「HTML」を上げています。
「ちょっと待てよ」と思ったので、まとめてみます。

HTML/CSSはプログラミング言語ではない

世の中、様々な考えがあると思います。
私は単純にHTML/CSSはプログラミング言語ではないため、プログラミング学習をしているとは言えないと考えます。
HTML/CSSはマークアップ言語であって、言ってしまえばデザインのための言語です。
確かに、広い意味で「コーディング」と言えます。
idやclassを始め、様々なタグを使ってつなげていくには変わりありません。

高校で求められるプログラミングとは

コーディングするだけだと、思考がなくなってしまう可能性があります。
先生やテキストに書いてあることを実行して、うまく実行できただけではダメでしょう。
不勉強で、まだ令和4年からの新学習指導要領の「情報」について網羅できているわけではありません。
ですのでちょっと理解が足りないのかもしれませんが、高校で求められるプログラミングとは、『プログラミング的思考を身に着ける』ということだと思います。
そのプログラムのどこに判断ポイントがあって、どのように処理が行われるのか。
究極は次のような流れ図(フローチャート)を学習する方が、この思考過程は学べるかもしれません。
flow_chart
ですが、小学校や中学校の学習指導要領では、この辺りの単純なものは学習しているはずです。
Scratchに触れていれば、正直十分です。
以前の記事でも触れていますが、このScratchの先を高校では用意してあげる必要があります。

【プログラミング教材】授業で使えそうな3選!
授業で使えそうなプログラミング教材を3つ選んでみました。それぞれに特徴があります。

まとめ

『プログラミング的思考を身に着ける』のが主目的で、コーディングできることが主目的ではないと考えます。
HTML/CSSの学習だけでは、このプログラミング的思考の学習ではなく、コーディングの学習ということになってしまいます。
もちろん、HTML/CSSの先にJavaScriptを実装していくと必然的に学習指導要領が求めるプログラミング学習の領域に到達すると思います。
しかし、ここでも前述の通りコーディング技術の習得になってしまってはズレてしまうのではないでしょうか。
プログラムの動きを理解するための学習がポイントだと思います。

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